研究課題/領域番号 |
17K01273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
井上 全人 明治大学, 理工学部, 専任教授 (60365468)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 製品アーキテクチャ / 設計工学 / 環境配慮設計 / アップグレード設計 / ライフサイクルエンジニアリング / ライフサイクル設計 / 環境対応 / 廃棄物再資源化 |
研究成果の概要 |
本研究は,日本のMOTTAINAI精神を具現化し,企業および消費者の環境意識と環境配慮行動を共に促進する新しい製品ライフサイクル設計支援システムを構築することである.製品の使用時に一部の構成部品を更新することで,経時的に陳腐化した製品機能や価値を再向上させ,製品の寿命を拡張させるアップグレード製品設計を実現する.設計初期段階で複数の製品アーキテクチャ,更新サイクル,更新部品の候補が存在する際に,環境負荷,コスト,不満度,信頼性の観点から将来の部品情報の不確実性を考慮した適切な製品アーキテクチャを導出する設計手法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アップグレード設計という考え方は,従来提唱されてきたが,買い替えのスパンが短くなっている日本の消費者に受け入れられるかどうか,また企業や開発者も環境負荷削減と会社としての利益,将来予測を含む不確実な設計情報を扱うことによる開発期間の長期化によるコスト増加を恐れ,尻込みをしてしまっているところにある.設計初期段階で,不確実な情報を適切に扱い,将来のアップグレード設計を想定して製品開発をすることができれば,長期間に渡って高い製品価値を維持し,より低いコスト,価格,環境負荷量を同時に両立する製品を世に送り出すことが可能であり,さらに,企業や消費者の環境意識を変えることができる.
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