研究課題/領域番号 |
17K01275
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
坂部 創一 創価大学, 理工学部, 教授 (50235165)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | テクノ・ネット依存症 / 新型うつ / QOL(Quality of Life) / レジリエンス / 共同運動愛好度 / 共感的ネット利用 / 活力喚起型動画視聴 / インターネット利用 / 共同運動 / QOL / 現実逃避型ネット利用 / ネット動画視聴 / 新型うつ傾向 / テクノ・ネット依存症傾向 / 良書読書 / テクノ依存症傾向 / ネット依存症傾向 |
研究成果の概要 |
テクノ・ネット依存症傾向が高い学生ほど,新型うつ傾向とQOL(Quality of Life:生活の質)が悪化する傾向を示し,共感的ネット利用とレジリエンスや共同運動愛好度(複数人での運動を好む程度)が高い学生ほど,新型うつ傾向が抑制されQOLが高い傾向を示すとの仮説を設定した。情報系大学生を対象に縦断調査を行い,共分散構造分析で分析した結果,新型うつ傾向の予防策として,テクノ・ネット依存症傾向の回避や共同運動愛好の促進とレジリエンス向上の有効性が検証された。また,最も高い抑制効果を示したレジリエンスは,共同運動愛好度,共感的ネット利用,活力喚起型動画視聴により向上する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年,青年層で増加傾向にある新型うつ傾向の逃避・非協調・打たれ弱いという性格的脆弱性に対し,挑戦・共感・負けない心などの要素を含む心理的レジリエンスの強化が,心的側面からの強い予防策になるのではないかと着目した。本研究で行った実証研究において,理工系情報のみならず文系学生も,新型うつ傾向を抑制する最も大きな要因がこのレジリエンスであることを時間的推移を考慮した縦断分析で検証された。また,レジリエンスは,共同運動愛好度(複数人での運動を好む程度),共感的ネット利用(ネット上での苦楽の共有と励ましあい),活力喚起型動画視聴(やる気や元気のでる動画視聴)により向上する可能性が示唆された。
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