研究課題/領域番号 |
17K01277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 金沢学院大学 |
研究代表者 |
石川 温 金沢学院大学, 経済情報学部, 教授 (90308627)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | POSデータ / ナウキャスト / 株式市場 / POSデータ / スーパーマーケット / 企業業績 / POS / ファットテール |
研究成果の概要 |
POSデータを統計処理して企業のリアルタイムな業績を算出する技術を開発するため、全米のスーパーマーケット約5%のPOSデータを集計したデータベースとロイター社の上場企業の業績を紐づけた。次にPOS売上と実売上の相関より、主要製品が日用品である企業の実売上の伸び率がPOS売上の伸び率と強く相関していること、企業決算の売上高に占めるスーパーマーケットの売上の割合(カバー率と呼ぶ)が大きいほど、POS売上の伸び率と実売上の伸び率の相関が強くなることを確認した。これらより、カバー率が高い企業では、POS売上の前期比と前年同期比より、次期四半期決算の実売上を予測精度付きでナウキャスト可能なことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
株価は、企業の業績を背景に、100 分の1 秒の間隔で変動する。一方、企業の業績は、四半期に一度しか公開されない。そのため投資家は、直近の公開情報から企業の業績を予測するしかなく、時として、他者の行動に振り回される。本研究成果により、企業の業績が常にリアルタイムで算出されれば現在の業績を予測する必要がなくなり、予測期間は大幅に短縮される。その結果、株価のフラッシュクラッシュは抑えられ、四半期に一度の業績公開による株価の乱高下は消滅し、安定した株式市場が実現される。
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