研究課題/領域番号 |
17K01279
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
片岡 隆之 近畿大学, 工学部, 教授 (40411649)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 経営工学 / ラインセル混成生産 / 人間とロボット / ベイズ学習 / 情報システム / ヒューマセンタード生産 |
研究成果の概要 |
経営工学分野の管理技術系アプローチが再注目される中,ロボット工学分野では,3D画像と人工知能(AI)を駆使した“技能系”自律学習型ロボットに関する研究が中心となっており,“管理技術系”での管理技術ノウハウに関するモデリング研究は,具体的事例が散見される程度である.本研究では,近未来の作業現場で主流となる人間とロボットの共創作業(協働生産ライン問題)を含む複雑な作業編成に対し,不確実な需要変動に対するロバスト性を評価しつつ,ライン/セル混成の機動的な対応が可能な人間とロボットの共創作業を考慮したベイズ学習機能付動的ラインセル混成生産システムを確立し,近未来中小企業の管理技術力維持向上を目指す.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人が並ぶ生産ラインに入り込める自律型小型ロボットの登場により,従来の生産ラインがパラダイムシフトを迎える中,生産方式の視点から人間とロボットの共創作業に内在する共創パラメータを設定/分類することは,論文として事例が見当たらず,極めて独創的である.また,それに起因するラインセル混成生産方式を標準モデル化し,ロバスト性を向上させるアプローチは,学術的な特色を持つといえる.さらに自律型ロボットを想定した生産システムは,ロボット価格の低下に合わせ,そのニーズが指数関数的に増加すると予想される.財務体質の弱い中小企業へ本システムを導入することで,製造現場の管理技術力維持向上への貢献が期待できる.
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