研究課題/領域番号 |
17K01289
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 北海道大学 (2019) 東京医科歯科大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
高橋 誠 北海道大学, 医学研究院, 教授 (10361718)
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研究分担者 |
大川 淳 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30251507)
二村 昭元 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, ジョイントリサーチ講座准教授 (40622098)
吉井 俊貴 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 准教授 (50583754)
田中 雄二郎 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (70236644)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 医療技術教育 / シミュレーター教育 / 医療安全 / 塩造形モデル / 事前危険因子分析 / 頚椎手術 / 医学教育 / 頸椎後縦靱帯骨化症 / 頚椎後縦靭帯骨化症 / 頚椎後縦靱帯骨化症 / シミュレーション教育 |
研究成果の概要 |
医師の手術施行時の安全管理能力および手術技術の評価と向上をはかり、医療の質と安全の担保に資することを目的とし、高難度手術の1つである頚椎後縦靭帯骨化症に対する前方骨化浮上術を例に、新規シミュレーターを用いた模擬手術訓練と事前危険因子解析とで構成される高難度手術を安全に継承する教育プログラムの開発を行い、①解剖学的特性を備えた実体モデルを用いた手術操作訓練のためのシミュレーターとして頚椎前方手術に使用できる塩造形モデルを開発し、②高難度手術である頚椎OPLLに対する前方骨化浮上術の指導教育の際に有用な手術施行時の安全管理能力の評価法を開発し、③頸椎OPLL手術手技の習得度の評価方法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
侵襲的医療手技は、従来、実際の医療現場で実践的に教育されてきたが、近年は、患者安全を担保するためシミュレーション教育の導入が進められている。その流れの中で、これまで未確立であった、職人技といわれる高難度手術を実施する医師の養成方法について、頚椎OPLLの骨化浮上術を題材に、シミュレーターの開発だけでなく、安全管理および技術習得度の評価方法を合わせて開発することで、患者安全を担保しながら高難度手術を指導・教育する方略を初めて示すことができた。同様のアプローチで、他の高難度手術の教育システムが構築されることが期待され、医療の質と安全の担保につながる社会的意義のある成果が得られた。
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