研究課題/領域番号 |
17K01290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
金 路 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (00436734)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 保全計画 / 最適化 / 意思決定 / マルコフ決定過程 / 確率過程 / 状態監視保全 / 信頼性 / 保全性 / 最適保全方策 / 安全性 / 動的保全計画 / 動的な保全計画 |
研究成果の概要 |
この研究課題は、逐次的に得られる監視情報が活用できるシステムの状態監視保全における、保全行動とその実施時期を最適に定める方策の確立を目的とした。そのために様々な要因を受けて変化するシステムの劣化の確率的なモデル化に基づいて、状態監視保全の最適方策を求めるために必要な数理モデルを構築した。そして、外的な要因が変化する状況下のシステムの状態監視保全の方策を最適化し、最適保全方策の性質の数理的な解析と数値的な確認を行った。この成果は、状況の変化にリアルタイムで応じるための動的な保全方策の提案を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保全計画の策定には、対象システムに関する情報に基づいて、そのシステムに実施する保全行動を選択する基準としての保全方策を定める必要がある。これまでの研究のほとんどは保全方策を数値的に導くのみで、得られた解の最適性を検討していない。本研究では最適保全方策の数理的な性質を究明しているため、導いた方策の最適性を保証できる。また、本研究で解明した最適保全方策の性質は、考えうる方策の候補数を有限の方策数に限定できる。この成果が保全計画の策定速度の加速の一助になると考える。
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