研究課題/領域番号 |
17K01311
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
|
研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
武尾 文雄 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (70171626)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 直流電位差法 / 配管 / 減肉 / 評価 / 有限要素法 / 円管 / 肉厚 / 平板 / 端子間隔 / 最適化 / 非破壊検査 |
研究成果の概要 |
各種プラントで使用される配管は、長期間のうちに内部の流れの影響により減肉が発生し、ついには事故に至る場合もある。本研究では、管内面が一様に減肉する場合と局部的に減肉する場合を対象に、直流電位差法により減肉の状況をモニタリングする方法を開発した。本方法では、管外面に等間隔で設置した複数の電極端子を利用する。外側の2本の端子間に一定の直流電流を供給し、他の端子間で計測される電位差の変化から肉厚の変化を評価することが可能である。有限要素法による電位場解析に基づき、肉厚を簡便に評価できる実用的な手法を提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は、直流電位差法により配管減肉状況を把握するための基礎となるものであり、一様減肉から局部減肉までを対象に、それぞれに適する簡便な評価手法を統一的に検討した点に特色を有する。本手法では、設置した電極と配線を残しておくことにより、以後の計測は引き出した配線と計測装置を接続するだけで可能となる。したがって、他の方法に比べて長期間のモニタリングに要する経費や労力を劇的に縮減でき、各種プラント等の安全管理に貢献することが期待される。
|