研究課題/領域番号 |
17K01319
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
大場 司 秋田大学, 国際資源学研究科, 教授 (10272014)
|
研究分担者 |
藤縄 明彦 茨城大学, 理工学研究科(理学野), 教授 (10143140)
伴 雅雄 山形大学, 理学部, 教授 (50208724)
林 信太郎 秋田大学, 教育学研究科, 教授 (90180968)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 突発的火山災害 / 水蒸気噴火 / 火山災害 / 単成火山 / 火山噴火 / 玄武岩質単成火山 / ラハール / マグマ水蒸気噴火 / 予期せぬ火山災害 / 日本の火山 / パプアニューギニア / インドネシア / 火山現象 / 地質調査 / 火山 / 噴火 |
研究成果の概要 |
アジア周辺の火山でのフィールドワークにより,火山災害の過去事例収集と事象解析を行い,噴火活動史,噴火機構と発生場の推定,危険性の評価を行った。 具体的な成果は,次の3つに分類できる。(1)複成火山で休止状態から起きる小規模~大規模噴火について,事例収集と発生条件とプロセスに関する研究を日本,インドネシア,フィリピン,パプアニューギニアの10火山にて実施した。(2)火山が存在しない場所に突然爆発的噴火とともに玄武岩質単成火山が出現する事例の研究をアジア地域の4火山で行った。(3)成層火山の活動期間とそのマグマ供給系の変化を調査し、不活発火山の再活動の可能性について1火山で検討した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人命や社会インフラを脅かす突発的な火山災害は,海外では潜在的発生可能性や過去事例が知られていない場合が多い。国内の事例でも,その発生原因や現象の詳細が知られていないことが多い。そのため,世界中で火山災害による被害は抑え切れていない。本研究成果は,国内外での突発的火山災害の事例を収集し,一部の事例については発生要因等の詳細まで明らかにした。この研究成果は世界・国内の火山災害の軽減に直結するものであり,重要な社会的意義を持つ。また,この研究を通して水蒸気噴火や玄武岩質単成火山と行った火山現象の深い理解が大幅に進み,高い学術的成果が得られている。
|