研究課題/領域番号 |
17K01321
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
鎌滝 孝信 秋田大学, 地方創生センター, 准教授 (50631280)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 日本海東縁 / 津波堆積物 / 洪水堆積物 / 古津波 / 古地震 / 地質調査 / 年代測定 / 津波 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,北東北日本海側における過去の津波履歴を明らかにするため,青森県,秋田県および山形県の日本海沿岸に分布する沖積低地を対象として津波堆積物調査を実施した.調査によって得られたボーリングコア試料から,湿地や氾濫原に堆積した泥炭や有機質シルトを主体とした細粒堆積物中に,砂を主体とした粗粒堆積物が複数みいだされた.それらはその分布様式や内部構造から,ある程度速い流れで形成された津波堆積物や洪水堆積物であることがわかった.それら津波堆積物の形成年代を明らかにし,史料の少ない北東北日本海側における過去の津波履歴について検討した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,北東北日本海沿岸にて津波堆積物調査を実施し,日本海側におけるいくつかの津波イベントの発生年代を推定した.これらの成果は,歴史記録の少ない北東北日本海側における古津波に関する情報を蓄積することにより,将来的な日本海東縁部における地震活動を解明することにつながることが期待される点で学術的意義は大きいと考える.また,ハザードマップへの応用等,青森県から山形県にかけての北東北日本海側の地震・津波防災に役立つ情報として,その社会的意義も大きいと考える.
|