研究課題/領域番号 |
17K01335
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 金沢工業大学 (2019-2022) 金沢大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
高原 利幸 金沢工業大学, 工学部, 准教授 (20324098)
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研究分担者 |
上野 勝利 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 准教授 (70232767)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 土壌雨量指数 / 並列タンクモデル / 災害発生時降雨パターン / 短期豪雨 / 長期小雨 / 土砂災害発生時の降雨パターン / 地質 / 並列タンクモデル指標 / 簡易熱収支法 / 融雪による斜面災害 / 地質分類 / 土砂災害警戒情報 / 捕捉率 / 空振り率 / クリティカルライン / ニューラルネットワーク / CL決定法 / 土砂災害 / 地形地盤分類 / 地盤工学 |
研究成果の概要 |
土壌雨量指数(SWI)と1時間積算雨量を用いたスネークライン図を用いて,災害発生時の降雨パターンを,長期小雨型,中間型,短期豪雨型の3領域に分けることができることを示した.また,地質構成が同じ地域では,土砂災害は同じ降雨パターンで発生し,大きな雨でも異なる降雨パターンでは発生していないことが確認された. 土砂災害警戒情報の発表基準に用いられるクリティカルラインを災害発生時の降雨パターン以外で超えたときは空振りとしなければ,空振りを半減させらることが明らかとなった.地質等の条件で災害が発生する降雨パターンが異なり,その特徴を捉えることで空振りが大きく減らせることを明らかにできたことが成果である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発生災害の特徴や地質から,長期小雨型,中間型,短期豪雨型の3領域に分けたスネークライン図を用いて,異なるCLを超える場合は災害発生可能性が低いとすることで,空振りを半減させることに成功したことは,避難者の増加を促すことに繋がり,社会的意義が大きいといえる.地質構成により土砂災害発生時の降雨パターンが決まるということは,土砂災害の発生メカニズムが同じであることを意味するため,同様の地質構成の災害未発生地域においても,分類が可能であることを示唆しており,学術的な意義がある.
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