研究課題/領域番号 |
17K01351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
西村 竜一 国立研究開発法人情報通信研究機構, 耐災害ICT研究センター応用領域研究室, 主任研究員 (30323116)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 自然災害 / 音響信号処理 / センサアレイ / 環境モニタリング / インフラサウンド / センサーアレイ |
研究成果の概要 |
災害をもたらすような大きな自然現象には、超低周波音(インフラサウンド)の発生を伴うものが多い。そこで、センサアレイを用いて超低周波音の観測を可能にし、機動性を高めることで観測点の数や機会を増やして災害の予報・予測の新しい広域情報源として利用できるデータ取得を可能とする技術の開発を試みた。検討の結果、MEMS気圧センサを同時に複数個使用することで,津波の時に観測されるような特に低い周波数のインフラサウンドの検出には,充分な性能で観測可能であることが確認された。また、火山噴火に伴って発生するインフラサウンドに対しても、音源位置推定が可能である例が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、インフラサウンドの観測には高額な観測装置や大掛かりな設備が必要とされてきた。しかし、MEMSセンサでもある程度の精度で観測が可能であることが示され、安価で小型な機動性のあるインフラサウンド観測装置の実現性が示された。これにより、国土を網羅できるインフラサウンド観測網も現実味を帯びた話となる。これが実現できると、環境モニタリングの新たな情報源となり、自然災害に対する予報・予知の精度向上にも繋がることが期待される。
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