研究課題/領域番号 |
17K01358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
山本 由弥子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (20403496)
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研究分担者 |
丸濱 功太郎 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60712792)
松香 芳三 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (90243477)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ボツリヌス神経毒素 / 神経障害性疼痛 / SNAREタンパク質 / 細菌 |
研究成果の概要 |
これまで三叉神経障害性疼痛モデルラットを用いて、A型ボツリヌス神経毒素(BoNT/A)の疼痛抑制効果を解析してきた。本研究課題では、2つの抗がん薬誘発性疼痛モデルラットを作製して、BoNT/Aが抗がん薬誘発性の神経障害性疼痛に対しても有効であることを明らかにした。また、片側に投与されたBoNT/Aが両側性の疼痛抑制効果を示すことも明らかにした。 他方で、他の血清型のボツリヌス神経毒素による神経障害性疼痛治療の可能性も検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人の2人に1人はがんになる時代において、抗がん薬による神経障害性疼痛で苦しむ患者さんは多い。これに対して有効な治療法はなく、抗がん薬の減量や化学療法の中止を余儀なくすることもある。本課題において、抗がん薬誘発性疼痛モデルラットでボツリヌス神経毒素の有効性を明らかにした。今後ボツリヌス神経毒素の作用機序を解明出来れば、詳細の分かっていない抗がん薬誘発性神経障害性疼痛発症機序の解明の一助になるとともに、ボツリヌス療法は抗がん薬誘発性神経障害性疼痛の治療においても期待できる。
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