研究課題/領域番号 |
17K01372
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
王 作軍 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10758080)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 急性期脳梗塞 / 血栓溶解治療 / 超音波治療 / 超音波 / マイクロバブル / 超音波血栓溶解治療 / マイクロバブル(MB) / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
申請者は超音波音場中のMBの動きをシミュレーションし、完全閉塞した脳動脈に対しても早く再開通させられる新しい超音波血栓溶解治療法を考案した。 超音波の透過性と光学的透明性を併せ持ち、目標への超音波照射強度及び模擬血管内の疑似血液の血流量を精密的にコントロールできる、新しいin vitro中大脳動脈閉塞(MCAO)モデルを開発した。さらに、マイクロバブルのサイズの測定に関して、ミー散乱理論に基づいて、新しい光学的精密測定方法を考案し、完成した。 これから、関連する研究成果の論文投稿と同時に、急性期脳梗塞患者の新しい治療法の基礎的理論の完成を目指して行く。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
急性期脳梗塞患者の死亡率及び障害率が非常に高いが、その根本的治療は血管を閉塞した血栓の除去である。しかし、患者は血栓溶解治療薬rt-PAの投与を受けても、さらに経頭蓋超音波照射ないし超音波増強剤マイクロバブル(MB)の投与を加えても、半分近くは閉塞血管が再開通しない。 本研究は完全閉塞した脳動脈に対しても早く再開通させられることの実現へ一歩前進した。
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