研究課題/領域番号 |
17K01384
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
山川 考一 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光科学研究所 光量子科学研究部, グループリーダー(定常) (40360408)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 非侵襲 / 血糖 / レーザー / 中赤外線 / 非侵襲計測 / 糖尿病 / 赤外レーザー / 医療・福祉 / 応用光学・量子光工学 |
研究成果の概要 |
2波長中赤外レーザーを用いて、人種、性別、年齢等に関係なく様々な状態の被験者に対して、キャリブレーションを必要としない(完全採血フリーの)非侵襲血糖値センサーの開発を行った。3名の健常者に対して糖負荷試験を実施し、採血型自己血糖計と同時計測を行い相関性を確認したところ、1波長中赤外レーザーのみを用いた場合に比べて、個人差の影響をキャンセルし、高精度に血糖値が測定できることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界で4億人を超える糖尿病患者は、1日4-5回、指などを針で穿刺する採血型自己血糖値センサーを用いて血糖値を測定しなければならず、痛みや精神的ストレス、さらに感染症の危険を伴うなどの多くの問題をかかえている。針を刺さず(非侵襲)に連続的に血糖値測定ができれば、患者の負担を大幅に低減でき、また穿刺針やセンサーチップなどの医療廃棄物ゼロに出来るため、感染症の危険が無くなる。そして、非侵襲性の長所を最大限生かし、自宅や会社、ドラッグストアなどへの設置による、健常者を含めた気軽な健康・血糖値管理に活用することで、糖尿病人口の増加抑制はもちろん、年々増加する医療費の削減とともに、健康寿命の延伸を目指す。
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