研究課題/領域番号 |
17K01386
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
姜 貞勲 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (50423512)
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研究分担者 |
戸井田 力 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (40611554)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 生体材料 / 血液浄化療法 / 炎症性自己免疫疾患 / ナノ材料 |
研究成果の概要 |
血中抗体の除去を目的とした新たな除去システムは生体内に存在するマクロファージ(大食細胞)の貪食・分解能力を最大に利用したものである。除去システムはマクロファージを選択的に認識する本体に抗体と結合できるタンパク質の修飾を施すことにより作製された。心筋炎動物モデルを用いた評価では統計学的有意差はなかったものの、PBS投与群に比べ除去システム投与群で血中抗体量の減少が確認された。この結果から更なる改良によって生体内マクロファージを標的とする抗体除去システムの創製は可能であることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
装置に頼らない、より簡便で、持ち運びや保存に便利な血中抗体の除去システムは自然災害など免疫吸着療法の実施が困難な緊急時にも使用可能である。患者の生体内に存在するマクロファージに血中抗体を選択的に運んで分解・除去するシステムの開発は非常に独創的な研究であり、心筋炎動物モデルを用いた評価でその可能性を確認したことに大きな意義がある。
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