研究課題/領域番号 |
17K01392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
岡村 陽介 東海大学, 工学部, 准教授 (40365408)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ナノ透明体 / 環状オリゴ糖 / ナノ材料 / におい分子 / 超薄膜 / ファイバー |
研究成果の概要 |
においは人類の生活と密接に関与している。特に最近、体臭や生活臭などの不快な臭いを消し、好みの香りをつけて個性を演出するなど、皮膚に塗布・噴霧する脱臭・芳香剤が市場を賑わしている。しかし、汗などで有効成分が流れてしまうほか、におい分子は揮発性のため、その持続効果が不十分であるという課題が残されている。本研究では、におい分子の吸着・徐放を自在に操る“貼るナノ透明体”を創製、実装化を目指した。具体的には、ナノ透明体として多糖超薄膜やナノファイバーの創製法を確立した。これらナノ透明体に環状オリゴ糖を搭載しても、皮膚などの界面にも貼付でき、芳香成分を長時間徐放させる構造体であることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、におい分子の吸着・徐放を自在に操る“貼るナノ透明体”の創製法を確立した。これにより、従来の脱臭・芳香剤の課題(持続性)を解決するための方策を提唱することができ、学術的意義や社会的意義は大きい。また、におい分子に限らず薬剤等も包接可能であることから、新しい薬剤徐放性ナノ材料としてバイオマテリアル研究領域にも貢献できる技術になると考えられる。
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