研究課題/領域番号 |
17K01397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
三幡 輝久 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (30425053)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 腱板断裂 / 肩 / 肩上方関節包再建術 / 肩関節包 / 肩関節 / 上方関節包 / バイオメカニクス |
研究成果の概要 |
新鮮凍結屍体肩を用いて本実験を行った。予備的研究の結果から推察された通りに、腱板断裂モデルを作成することにより、肩峰下接触圧は増加し(肩峰下インピンジメントをシミュレート)、肩甲上腕関節の上方動揺性(骨頭の上方化をシミュレート)も増加した。このため今回作成した腱板断裂モデルは臨床に近い状態(腱板断裂により上腕骨頭が上方化し、肩峰下に衝突する)と考える。さらには腱板修復術と肩上方関節包再建術を行うことで肩峰下接触圧と肩甲上腕関節の上方動揺性は減少し、ほぼ正常化した(上腕骨頭の位置が下方に下がることで正常腱板に見られる上腕骨と肩甲骨の位置関係に戻し、それにより上腕骨頭が肩峰にも衝突しなくなった)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腱の変性が強い腱板断裂に対する腱板修復術の治療成績を安定させることは容易ではないと考えられているが、本研究において腱板修復術に上方関節包再建術を追加することにより、腱板修復術を単独で行う場合よりも肩関節上方安定性が改善するという結果が得られれば、腱板修復術の治療成績を向上させる可能性が高く、大変意義深いと考える。
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