研究課題/領域番号 |
17K01401
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
山添 泰宗 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (00402793)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | タンパク質 / 活性酸素 / 炎症性腸疾患 / フィルム / 粘膜付着 / バイオマテリアル / 腸炎 / 炎症性サイトカイン / マイクロデバイス / 炎症 |
研究成果の概要 |
炎症は様々な病気に広く関与しており、炎症部において過剰に発生した活性酸素が炎症悪化の原因となっている。本研究では、独自のタンパク質加工技術により、3種類のタンパク質(血清アルブミン、SOD、カタラーゼ)を原料として、活性酸素を除去できるタンパク質フィルムを開発した。炎症性腸疾患に着目し、腸炎モデルマウスを用いたフィルムのin vivo評価を行った結果、フィルムを腸の炎症部に滞在させ、炎症を軽減できることが分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様な機能を有するタンパク質は、生体適合性に優れた機能性材料を開発するうえで有望な素材である。また近年、薬として利用されるようになり、医療分野におけるタンパク質の重要性がますます増している。本研究では、タンパク質を用いて作製したフィルムが、炎症性腸疾患治療に応用できることを示した。本研究成果は、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患に対するタンパク質を活用した新たな治療法の確立において重要な知見を提供する。
|