研究課題/領域番号 |
17K01407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 公立小松大学 (2018-2019) 金沢大学 (2017) |
研究代表者 |
野川 雅道 公立小松大学, 保健医療学部, 准教授 (40292445)
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研究分担者 |
五十嵐 朗 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (10570632)
田中 志信 金沢大学, フロンティア工学系, 教授 (40242218)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 静脈血酸素飽和度 / 動脈血酸素飽和度 / 酸素代謝計測 / 放射輸送理論 / 多変数最適化 / 酸素消費量計測 / 静脈血中酸素飽和度 / 動脈血中酸素飽和度 / 光電容積信号 / 多目的最適化法 / 光拡散理論 |
研究成果の概要 |
本研究では,新たな非侵襲医用光計測システムとして,「体心部静脈血酸素飽和度計測による非侵襲全身酸素代謝計測システムの開発」を行う.近年の光学・電子回路素子の高精度化に伴い,表層組織だけではなく,深部組織を伝播した光も微弱ながら体表面から計測が可能となってきている.このことから,計測対象を深部組織である肺動脈血もしくは頸部静脈とし,ここに近赤外光による血中酸素飽和度計測法を適用することにより,非侵襲的に深部動静脈脈血酸素飽和度較差,すなわち全身・頭部酸素代謝量の連続計測が可能な多波長光電脈波分光システムを実現することが出来た.今後,医療の現場における積極的な利用促進を行う予定である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非侵襲全身・頭部酸素代謝計測システムの開発システムの実現により,昨今のコロナウィルス感染症による肺炎の重症化に伴う敗血症の早期発見や管理(現場では,カテーテルによる侵襲的な静脈血酸素飽和度計測が行われる)など臨床の現場だけではなく,体調管理にも広く使用できることから,介護・福祉さらにはスポーツ医工学の改善・発展にも寄与することが期待される.
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