研究課題/領域番号 |
17K01410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
浅沼 俊彦 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教授 (80379271)
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研究分担者 |
増田 佳純 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20533293)
中谷 敏 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80393221)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 心不全 / 心エコー / 心筋ストレイン |
研究成果の概要 |
虚血等による心筋の硬化は心不全の発症リスクに影響するが、局所心筋の硬さを心エコーを用いて評価することは困難であった。われわれは、スペックルトラッキング心エコーを用い、early systolic lengthening(ESL)及びpost-systolic shortening(PSS)といった微細な心筋運動を解析することで、虚血領域の心筋の硬さの定量評価が可能であるとの仮説を立て、動物実験によりこれを検証した。その結果、これらの微細運動を解析することで、虚血領域の心筋の硬さを推定できる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
心臓の硬さの計測には、侵襲的なカテーテル法を用いた心内圧と容積の同時測定が必要であるが、臨床でこれを評価することは難しい。したがって、非侵襲的診断法の確立は、循環器領域における最重要課題の一つとみなされている。局所組織の硬さを非侵襲的に推定する方法として集束超音波を利用した方法があるが、動的臓器である心臓においては測定が困難であった。われわれが考案した微細心筋運動解析による推定は臨床でも可能であり、その意義は極めて大きいと考える。
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