研究課題/領域番号 |
17K01426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
武尾 英哉 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (90434414)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 網膜症 / 眼底画像 / 経時差分画像 / コンピュータ支援画像診断 / 臨床評価 / 糖尿病網膜症 / 差分画像 / 画像工学 / 黄斑部 / 点状出血 / 医用画像処理 / 認知工学 / 画像認識 |
研究成果の概要 |
患者の初診時および経過観察時の2つの眼底画像を比較することで網膜症の病状の程度を定量的に表現する手法の開発を行った.2つの画像の高精度な位置合わせを行ったのち位置合わせされた2つの画像の差分画像を作成し,差分画像の差分値の二乗の総和を計算することで病状の変化を表す定量値を算出した.さらに,黄斑部周辺に生じた点状出血の個数の変化に注目して,前記の差分値に基づく定量値に点状出血の個数の変化を重み付けした. 本処理を搭載した眼底画像診断支援システムを開発し,延べ1年間にわたって臨床評価を実施した.糖尿病網膜症と診断された患者さんの数十名を本機で処理を行い,実際の所見と関連性があるとの評価をいただけた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の独自性・創造性は,眼底画像を用いた糖尿病網膜症の主観的な診断において,経時差分画像と画像解析に基づく黄斑部周辺に生じた点状出血を考慮した定量値により診断に客観性を持たせていることであり,このようなアイデアによる研究は過去に例がなく独創的であると考える. また,医師の主観や経験年数などの影響も軽減され,正診率が高まることは患者にとって非常に有益なことであることから,本研究の社会的意義は高いと考えられる.
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