研究課題/領域番号 |
17K01428
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
春田 康博 金沢工業大学, 先端電子技術応用研究所, 教授 (60538198)
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研究分担者 |
樋口 正法 金沢工業大学, 先端電子技術応用研究所, 教授 (50288271)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 生体磁気計測 / 画像診断 / 超伝導量子干渉素子 / 脳磁計 / 人工内耳 / 聴覚機能検査 / ノイズ除去 / 医工学 / 生体計測 / 画像診断システム / 超電導 |
研究成果の概要 |
人工内耳装用者の聴覚検査法として、神経活動を高い時空間分解能で安全かつ簡便に観察可能な脳磁計の利用が期待されているが、内蔵されている機器によるアーチファクトの問題が解決できず、人工内耳装用者の脳磁計測はこれまで困難であった。 本研究では、仮想リファレンスセンサの概念を導入した新たなノイズ除去アルゴリズムを提案し、並行して人工内耳の検査に適した脳磁計測システムを開発することで、健聴者による人工内耳を模擬した計測において聴覚誘発反応を検出することができた。この結果は人工内耳装用者の聴覚検査法に新たな診断法が提供できる可能性を示したものと言うことができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、人工内耳による補聴効果の客観的な診断法の提供を目指したものであり、人工内耳装用者の手術後の補正や訓練を格段に改善するものと期待される。 特に近年、人工内耳の乳幼児期からの早期装用が推奨されるようになった状況においては、難聴者やろう者の教育に要する社会資産の問題の改善に期待できるととともに、当事者の職業選択の幅を広げることにもなり、本研究の成果はわが国の医療経済と障害者の社会参加に貢献しうる意義高いものになると考えられる。
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