研究課題/領域番号 |
17K01453
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 獨協医科大学 (2018-2019) 北海道大学 (2017) |
研究代表者 |
小金丸 聡子 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (40579059)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 経頭蓋電気刺激 / ヒト歩行 / 歩行障害 / 脳卒中 / 経頭蓋律動電流刺激 / リハビリテーション / 歩行 / 非侵襲的脳刺激 |
研究成果の概要 |
これまで手術を必要としない非侵襲的な脳刺激法が広く、脳神経損傷患者において使用されており、多くの機能回復の報告が出ています。しかしながら、脳刺激法により歩行機能を再建するには、まだまだ報告が少なく、効果的な刺激法がわかっていません。そこでこの研究では、電流強度が一定のリズムで変化する脳刺激を用いて、これがヒトの歩行を変化させることができるか、まず健康な成人で検討しました。その結果、歩行リズムが脳刺激のリズムに同期していくことが分かりました。そこで、歩行に同期した脳刺激を行い、歩行障害のある脳卒中患者で検討しました。その結果、脳卒中患者にて歩行機能を回復させることが分かりました。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、歩行中の脳律動に着目し律動性脳刺激を行った研究報告はなく、新たな脳刺激法による歩行障害の治療法の開発につながる成果となった。今後はさらに刺激法と歩行訓練法について検討を行い、車椅子での生活を余儀なくされている多くの患者において歩行機能を再建することで、生活の質(QOL)、日常生活能力(ADL)の向上をめざしていくこととなる。また、ヒトにおける歩行機能再建に関わる神経経路の一部を解明することができたため、機能再建に役立つばかりでなく、機能代替としてより効率的な義足・下肢装具の開発のための基礎技術につながる。
|