研究課題/領域番号 |
17K01459
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
榊間 春利 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (10325780)
|
研究分担者 |
樋口 逸郎 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (80183573)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | リハビリテーション / 脳神経保護 / プレコンディショニング運動 / 運動療法 / 脳梗塞 / 脳神経科学 / 可塑性 / preconditioning exercise / 内因性保護因子 / 神経栄養因子 / 脳神経保護効果 / アポトーシス / 14-3-3γ / 抗アポトーシス効果 / 予防運動 / 神経保護 / アポトーシス抑制 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、脳梗塞発症前の3週間の定期的preconditioning運動による神経保護メカニズムを調べ、効果的な運動強度や頻度について検討を行った。preconditioning運動によってHIF-1α及び14-3-3γ発現増加を介して脳虚血耐性を誘導することを示唆し、脳梗塞後のペナンブラ領域の神経細胞死を減少させる経路の一つとして14-3-3γ/p-β-catenin Ser37/Bax/caspase-3の抗アポトーシス経路の活性化を明らかにした。preconditioning運動による脳梗塞縮小効果には少なくとも週3回以上の運動習慣により脳神経保護効果が期待できることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日々の運動習慣は生活習慣病の予防に重要だけでなく脳卒中発症の予防効果が期待できることが知られている。近年、規則的な運動を行うことによって、たとえ脳梗塞が発症したとしても、脳梗塞巣の縮小効果や機能回復促進効果が期待できることが報告されている。本研究成果は、日々の規則的な運動習慣による脳神経保護効果の脳内メカニズムの解明を目指すものであり学術的意義が高い。さらに、予防リハビリテーション分野へ臨床応用するために、神経保護効果を期待できる適切な運動条件を明らかにする臨床へのトランスレーションを目的にした研究成果であり社会的意義は大きい。
|