研究課題/領域番号 |
17K01474
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
山口 哲生 東邦大学, 医学部, 准教授 (70464592)
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研究分担者 |
田崎 美弥子 東邦大学, 医学部, 教授 (50256658)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ニューロフィードバック / 脳波 / ワーキングメモリ / 高齢者 / 軽度認知障害 / 認知機能 / 認知症 / α波 / θ波 / SMR波 / オペラント条件づけ |
研究成果の概要 |
本研究は、軽度認知障害(MCI)の疑いがある後期高齢者患者を対象にベータ1波帯(15-18Hz)を強化、シータ波帯(4-7Hz)を抑制するニューロフィードバックが認知機能に及ぼす効果を検討した。ニューロフィードバックの効果を測定するために、介入前後に認知テストバッテリーを実施した。その結果、ニューロフィードバックがシータ/ベータ1比を有意に低下させ、ワーキングメモリに改善が見られることが示された。この研究結果は、ニューロフィードバックがMCIや認知症の進行を抑えることに役立つ可能性を示すものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においてニューロフィードバックが軽度認知障害(MCI)疑いの高齢者の認知機能向上に効果を示すことが明らかにされたことは社会的意義が大きいと考えられる。本研究の結果は,リハビリテーション,老年心理学,予防医学等の分野への応用が可能であり,超高齢社会に突入している我が国において,高齢者における認知症の予防に貢献することが期待できる。
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