研究課題/領域番号 |
17K01477
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
西山 康裕 日本医科大学, 医学部, 准教授 (20350077)
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研究分担者 |
五十嵐 博中 新潟大学, 脳研究所, 教授 (20231128)
若林 あや子 日本医科大学, 医学部, 講師 (30328851)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | gut microbiota / ischemic stroke / mice / 腸内細菌 / 抗生物質 / 脳梗塞 / distal MCA / 脳梗塞モデル / 腸管上皮細胞 / マウス / 腸内細菌叢 / IEL |
研究成果の概要 |
脳梗塞は神経系のみならず消化器系の合併症を引き起こすが、このメカニズムの一つとして脳梗塞後の腸内細菌叢の変化が関与すると言われている。本研究期間において、新型コロナウィルス感染による研究環境の変化により、脳梗塞マウスモデル作成が中断、再開後も死亡率が高いなどの問題が生じ、モデルの計画を変更せざるを得なくなった。 こうした中、兵庫医大の松山知弘教授により開発されたSCID及びCB-17マウスのMCAに直接電気凝固を施し、結紮を行う脳梗塞モデルを用いた。計画の変更を伴ったものの、梗塞群、sham群で脳、腸管、血液を採取し、各種サイトカイン、HMGB1などの測定を行い共同研究にて実験は継続している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞患者の半数以上が便秘、便失禁、消化管出血などを呈するが、そのメカニズムの詳細は不明である。脳卒中患者は4-5倍排便困難症に罹患しやすく、また、約30-60%と高頻度に起こることが知られているが、このメカニズムの一つとして脳卒中後の腸内細菌叢の変化が関与すると考えられている。我々は未だ検討途中であるものの、脳梗塞病変部位組織および盲腸組織のRNAシーケンシングにより脳梗塞部位の細胞死と炎症の特徴について調べる。また、血中に放出されるエクソソーム中のシーケンシングも行い、腸管機能に変化を及ぼす可能性のあるmiRNAを検討し、これらのメカニズムを解明していく。
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