研究課題/領域番号 |
17K01479
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
笹川 俊 神奈川大学, 人間科学部, 准教授 (90551565)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 姿勢制御 / 立位 / 加齢 / 高齢者 / 転倒 / バランス / 制御 / 運動協調 |
研究成果の概要 |
本研究は、高齢者の立位バランスの個人差について検討した。研究1では、加齢が立位バランスにおける個人差に及ぼす影響について調べた。その結果、立位バランスの加齢変化パターンは前後方向と左右方向で全く異なることが明らかになった。特に、左右バランスは70歳頃から急激に悪化すること、これが高齢者の転倒リスクと関係することが示唆された。研究2では、姿勢動揺パターンの個人差と多関節ダイナミクスとの関係について調べた。その結果、姿勢動揺パターンの個人差は、主に低周波成分と高周波成分の振幅の大小によって特徴付けられ、それぞれの動揺パターンは特異的な多関節ダイナミクスを伴っていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バランス能力の加齢変化に関する研究は、今日までに数多く行われてきたが、健常高齢者は「高齢者」という均質な集団として扱われることが多く、その個人差はことごとく看過されてきた。本研究は、健常高齢者と呼ばれる人々の間に存在する個人差に焦点を当て、それを定量化するとともに、個人差を生じさせる神経メカニズムを探索した。
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