研究課題/領域番号 |
17K01481
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 朝日大学 |
研究代表者 |
薗村 貴弘 朝日大学, 歯学部, 准教授 (40347092)
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研究分担者 |
本間 智 金沢医科大学, 医学部, 教授 (40285581)
古田 貴寛 大阪大学, 歯学研究科, 講師 (60314184)
大平 耕司 武庫川女子大学, 生活環境学部, 准教授 (80402832)
松田 和郎 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (80444446)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 味覚 / ブレインマシーンインターフェイス / BMI / 中枢神経系 / マーモセット / 中枢神経 / Juxtaceller recording法 |
研究成果の概要 |
ブレインマシーンインターフェイスの近年の発展は目覚ましく、頭で考えた通りに動く義手のような出力型BMIの開発に加え、入力型BMIである人工網膜や人工内耳の人工感覚器なども、盛んに開発されている。しかし、味覚を失った人に対する味覚BMIの試みは他のBMIと比較してほとんど進展していない。口腔の主な機能は栄養の摂取であるが、単に食物摂取ではなく自らの口を通して「美味しく食べること」はQOLの向上に極めて重要であり、そのために味覚は最重要な感覚である。人生の最後の瞬間まで美味しく、かつ、安心安全に食べることの重要性を再認識し、味覚BMIの開発に向けた基礎的データを供給することを目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭で考えた通りに動く義手の開発や人工網膜、人工内耳なども臨床応用される段階にあるが、味覚を失った人に対する味覚BMIの試みは他のBMIと比較してほとんど進展していないが、実際に要介護高齢者を対象に行った日々の関心事についてのアンケートでは、全ての施設において食事を一番楽しみに暮らしているという結果となるなど、我々の人生における美味しい食事、すなわち味覚の優先度は、視力や聴力など他の感覚と比較して劣るものではない。自らの口を通して「美味しく食べること」はQOLの維持・向上に極めて重要であり、味覚BMIの開発は今後のBMIの研究において極めて重要な社会的意義がある。
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