研究課題/領域番号 |
17K01489
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
越久 仁敬 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (20252512)
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研究分担者 |
佐藤 晋 京都大学, 医学研究科, 助教 (40378691)
室 繁郎 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (60344454)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | COPD / 呼吸と嚥下の協調性 / 嚥下機能 / リハビリテーション / 予後予測 / COPD増悪因子 / 嚥下障害 / ディープラーニング / バイオフィードバック / 生理学 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
これまでの研究で、嚥下前後に吸息を行う頻度が高い患者群では増悪を起こしやすいことが明らかになった。これらの患者の追跡調査を行い、予後と嚥下‐呼吸パターンとの関連性を検討した。予後不良患者では、嚥下前後に吸息を行う頻度が有意に高かった。呼吸と嚥下の協調性は増悪関連因子であるだけでなく、予後予測因子である可能性が示唆された。 吸息から呼息への切り替わり直後の嚥下は誤嚥リスクが少なく、嚥下効率からみても、声門下圧が保たれてよいと考えられる。そこで、適切な嚥下のタイミングを音と光で訓練対象者に知らせて、呼吸と嚥下の協調性を改善させるトレーニングシステムの開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私共は、これまでの研究で、COPD患者において吸息中に嚥下する頻度や嚥下後の呼吸が吸息から始まる頻度が高いことが増悪に関連することを示してきた。本研究では、嚥下前後の吸息が増悪の予測因子であるだけでなく、予後関連因子であることが明らかとなった。また、本研究において、適切な嚥下のタイミングを音と光で訓練対象者に知らせる訓練器を開発した。この訓練器を用いてCOPD患者の嚥下と呼吸の協調性を改善すれば、増悪頻度を減少できる可能性がある。
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