研究課題/領域番号 |
17K01490
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 兵庫医療大学 |
研究代表者 |
玉木 彰 兵庫医療大学, リハビリテーション学部, 教授 (70269851)
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研究分担者 |
宮本 俊朗 兵庫医療大学, リハビリテーション学部, 准教授 (30709340)
森沢 知之 順天堂大学, 保健医療学部, 准教授 (80552512)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ハイブリッド方式 / ペダリング運動 / ICU / 骨格筋機能 / 骨格筋電気刺激 / 下肢筋力 / 筋厚 / 臥位エルゴメーター / 筋機能 / 早期リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,ICU滞在中の急性期患者に対して臥位での骨格筋電気刺激とエルゴメーター駆動を同時に行うハイブリッド方式(H-EMS)による早期介入プログラムが,骨格筋機能にどの程度効果が認められるのかを検証する事である。 健常人を対象とした研究において,H-EMS運動は呼吸循環代謝系に与える影響が少なく安全であることや,筋に対する量的・質的な改善効果が認められることが示された。またICU患者に対するH-EMSは筋厚や握力,身体機能を改善することが明らかとなった。以上のことから,ICUにおけるH-EMS運動を用いた介入は急性期患者に対して安全で有効なツールの1つになると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,ICU滞在中の患者に対する早期からのH-EMS運動は安全に実施可能であり,また骨格筋機能(筋厚,断面積,筋輝度,筋力)や身体機能に有益な効果をもたらす可能性が示された。 近年,ICU滞在中の患者に対する早期リハビリテーション介入は積極的に実施されるようになってきているが,ICU専従のセラピストを配置している施設はまだ少なく,また介入時間も十分ではない。本研究で用いたH-EMSは,臥位で実施可能な安全な運動療法であることから,今後ICUにおいてH-EMSを用いた介入によって患者の早期回復が可能となれば,医療経済にもたらす効果は大きく,社会的意義は極めて高いと考えられる。
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