研究課題/領域番号 |
17K01498
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 岐阜保健大学 (2021) 浜松医科大学 (2017-2020) |
研究代表者 |
大星 有美 岐阜保健大学, リハビリテーション学部, 講師 (70613975)
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研究分担者 |
尾内 康臣 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 教授 (40436978)
田中 悟志 浜松医科大学, 医学部, 教授 (10545867)
武内 智康 浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 特任助教 (20754188)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 感情調整 / 脳賦活 / 前頭前野 / 認知機能 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究では、感情と認知機能がどのように結びついているかについて脳機能イメージングを用いて調べた。感情的な状況を想像している時には、前頭前野や前部帯状回、小脳等が活動することが機能的核磁気共鳴画像法(fMRI)測定から明らかになった。近赤外分光法(NIRS)測定でも前頭前野の活動が記録されたことから、感情状態を簡易的な方法で評価できる可能性が示された。また、感情的な状況想像時の前頭前野賦活と認知機能成績とが関連していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義はfMRIとNIRSによって感情調整時の脳活動が明らかとなったことや脳活動と脳代謝との関連から前頭前野や小脳の感情調整への関与が確認されたことである。社会的意義として、NIRS計測によって簡易的に感情を評価することが可能であることがわかり、意思表出が難しい対象者の感情を脳血流変化から推測することにつながる可能性を示した点がある。また、感情と認知機能との関連性の知見から、感情状態の客観的評価及び介入が認知機能低下の予防につながる可能性が示された。
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