研究課題/領域番号 |
17K01512
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
木山 良二 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (60315413)
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研究分担者 |
川田 将之 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (30783477)
米 和徳 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (40182844)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 歩行能力 / ウェアラブルセンサー / リハビリテーション / 歩行 / 下肢伸展角度 / 推進力 / trailing limb angle / ウェアラブルセンサ / バイオフィードバック / フィードバック |
研究成果の概要 |
臨床で用いやすい歩行のフィードバックシステムの開発を目的に,ウェアラブルセンサーによる歩行中の下肢伸展角度測定の妥当性に関する研究や,変形性膝関節症患者を対象に歩行中の体幹動揺について検討を行った。 また,下肢伸展角度が歩行に与える影響を,健常高齢者と脳卒中片麻痺患者を対象に分析した。先行研究では下肢伸展角度は歩行中の立脚相における推進力と関係することが指摘されていたが,それに加え下肢伸展角度は遊脚相における膝関節屈曲角度にも関係することが示された。 したがって,歩行中の下肢伸展角度のフィードバックは,歩行周期を通じて歩容を改善させる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中治療ガイドライン2015では,関節角度などを用いたバイオフィードバック療法の推奨度はグレードBとされている。しかし,実際の臨床現場でバイオフィードバック療法が用いられることは極めて少ない。この背景には,バイオフィードバック療法に用いられる機器の利便性の低さ等が挙げられる。ウェアラブルセンサーは簡便に歩行を測定可能であり,バイオフィードバックにも利用可能と考えられる。本研究の結果は,ウェアラブルセンサーによるフィードバックを利用した汎用性の高い歩行トレーニングの基礎的情報として意義が大きい。
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