研究課題/領域番号 |
17K01519
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
大嶋 伸雄 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 教授 (30315709)
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研究分担者 |
中本 久之 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 助教 (20748496)
下岡 隆之 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 准教授 (30581996)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 脳血管障害 / 認知行動療法 / カウンセリング / 認知的技法 / 行動的技法 / リハビリテーション / 作業療法 / 理学療法 / ADL自己評価 / 自助クライエント / 作業療法学 / 作業療法カウンセリング / 認知療法 / 行動療法 / 自助患者 |
研究成果の概要 |
脳血管障害および骨関節疾患のリハビリテーション患者に対して,認知行動療法の応用技法を用いたリハビリテーション介入(主が作業 療法,従が理学療法・言語聴覚療法)がどのような効果をおよぼすのかについて臨床的に明らかにするため,計42名の脳卒中患者にCBTおよびカウンセリングを用いた介入を実施した。56名のCVA 対照群との比較結果から,対照群との有意な差(p<0.01)が得られた。以上の結果からセラピストには身体機能的アプローチより,さらなる教育的な関与が求められており,リハビリテーションにおける心理的介入の必要性と重要性が明確に示されたと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦の身体領域におけるリハビリテーション分野では,主に身体運動機能へのアプローチが主流であるが,これまで未解明であったリハビリテーションにおける人の心理との関係性が明らかとなった。リハ患者が,認知行動療法により,障害をもつ自己の身体機能と正面から向き合う事で,身体制御力が向上し,ADL訓練において顕著な効果が見られるようになった。今後リハにおいて心身両面への関与が増大することが期待される。
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