研究課題/領域番号 |
17K01529
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
富永 孝紀 明治大学, 研究・知財戦略機構(生田), 研究推進員 (40788907)
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研究分担者 |
小野 弓絵 明治大学, 理工学部, 専任教授 (10360207)
美馬 達哉 立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (20324618)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 脳卒中患者 / VR技術 / 歩行 / 脳血管障害 / VR映像 / 歩行訓練 / VR映像 / トレッドミル歩行 / リハビリテーション / Virtual reality / バーチャルリアリティ / 脳卒中 |
研究成果の概要 |
本研究は、脳卒中患者に対するvirtual reality (VR)技術を用いたトレッドミル歩行の効果について、健常者12名、脳卒中患者10名を対象とし検証した。方法は、Unity(Unity Technologies社製)を用いて無機質な風景のオプティカルフロー(OF)映像を作成し、HMDでVR映像を見ながらOF刺激なし、トレッドミル速度の100%、125%、および75%でのOF刺激の4つの条件下トレッドミル歩行を5分間実施した。その結果、実際の歩行速度にVR映像の映像速度を25%上昇させた条件において歩行速度の改善が確認され、脳卒中患者の歩行能力を効率的に向上させる可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中患者が歩行を獲得する利点は、生活範囲の拡大、生活の質の向上、心肺機能の維持・向上、廃用性低下の予防、介助者負担の軽減などがあげられる。運動障害が軽度であれば、様々な実環境で歩行訓練が可能であるが、重症度によっては歩行訓練ができる空間も制限される。さらにリハビリテーション医療においては、1日に提供できるリハビリに時間的制限があり、機械的技術を応用したリハビリシステムの構築は重要な課題である。 本研究では、脳卒中患者に対してVR技術を用いた歩行訓練が効率的に歩行能力を向上させかつ医療経済的にも有効である可能性が考えられた。
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