研究課題/領域番号 |
17K01530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
菅原 仁 東京工科大学, 医療保健学部, 教授 (90613290)
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研究分担者 |
只野 ちがや 東邦大学, 医学部, 講師 (40261094)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 遠心性収縮 / 求心性収縮 / 低強度筋力トレーニング / 皮膚冷刺激 / ヒールライズテスト / ヒールレイズテスト / 力発揮率 / 神経性活動 / レジスタンストレーニング / 低強度 / 速筋線維 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
自重を使うトレーニング手法は,リハビリテーションにおいて低強度で使いやすく、効果的と考えられる.そこで,高齢者や脳卒中患者に使用できる速筋線維を標的とした短期間の低強度筋力トレーニング手法の開発を目的とした.運動課題は立位での遅い遠心性収縮と速い求心性収縮とし,皮膚冷刺激付加の有無で2群に分け研究を行った.結果は両群とも最大随意筋力を増大させ,かつ皮膚冷刺激付加では力発揮率を増大させることができた.この評価指標は、筋機能と転倒リスクとの関係を明らかにする可能性がある.開発した本トレーニング手法は,高齢者の全般的な健康づくりのプログラムの中に加えることで,体力の改善効果を得ることが期待できる.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの筋力トレーニングでは,高齢者であっても高強度を用いた研究が多かった.しかし,高強度のトレーニングではリスクを伴う場合があり,低強度で効果的なトレーニング手法の開発が望まれている.また,高齢者が地域で実施する簡易なトレーニング手法もなかった.本研究で用いた皮膚冷刺激を付加した低強度トレーニングは,短期間で効果を得ることができ,疲労感も少なく安全に実施できる.そのため,本手法は地域居住者対象の転倒予防運動等のトレーニングに活用できる.また,短期間で効果が認められたことで,高齢者や脳卒中患者の全般的な健康づくりのプログラムとしても導入でき,今後のトレーニング手法としての活用が期待できる.
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