研究課題/領域番号 |
17K01545
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
岡田 洋平 畿央大学, 健康科学部, 准教授 (80511568)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | パーキンソン病 / 歩行 / 理学療法 / リハビリテーション / 分離トレドミル / 運動療法 / 歩行障害 / 対称性 / split-belt treadmill / 適応 / すくみ足 / 分離トレッドミル / 左右非対称性 / 左右対称性 |
研究成果の概要 |
研究1ではすくみ足のあるパーキンソン病(PD)患者が前方に平衡を失うリスクの高さには歩幅低下が,前方への動的不安定性には歩行率増加が関与することを解明した。研究2ではPD患者は方向転換を行う際,ターニングポイントの近くに足を接地し,その傾向が強い者ほど方向転換時の歩幅がより低下することを解明した。研究3ではすくみ足のあるPD患者においても,左右のベルト速度を振分式で変化させる分離トレッドミル歩行練習が歩行左右非対称性を改善する可能性があることを示唆する知見が得られた。研究4ではPD患者に対する長期理学療法のオフ期の運動症状の改善および抗PD薬内服量の減少効果に関するエビデンスを初めて示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究1と2によりパーキンソン病(PD)患者の歩行不安定性の関連要因や方向転換の異常に関連する要因についての新たな知見が得られ,これらは今後の歩行障害に対するリハビリテーションの発展に寄与するものである。研究3による知見は,PD患者のすくみ足と関連する重要な問題である歩行左右非対称性に対する新たなリハビリテーション介入の手段として分離トレッドミルを用いた歩行練習が有用であることを示唆するものである。研究4による成果は,長期間の理学療法が薬効状態が不良な時の運動症状を改善し,抗PD薬内服量を減少することに関するエビデンスを初めて示すものであり,PD患者や医療従事者にとって大変重要な情報を提供した。
|