研究課題/領域番号 |
17K01547
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
|
研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
今北 英高 畿央大学, 健康科学部, 教授 (00412148)
|
研究分担者 |
藤田 直人 広島大学, 医系科学研究科(保), 講師 (90584178)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 呼吸器疾患モデル / 運動療法 / 栄養療法 / 酸素療法 / 複合的介入 / リハビリテーション / 呼吸疾患モデル |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、肺気腫モデルラットに対する運動療法、栄養療法、酸素療法の治療介入が骨格筋や呼吸筋機能にどのような影響を与えるかを検討した。実験は、シャム群、肺気腫群、肺気腫+運動群の3群を設定し、4週間実施した。運動群には投与後、3週目、4週目の2週間に走行運動を実施した。肺組織は蛍光免疫染色を、血清はサイトカインレベルについて分析した。肺気腫群においては肺胞および気管支内にマクロファージが浸潤し、炎症所見が顕著であった。しかし、運動群にはマクロファージの浸潤が軽減していた。これらの結果から、至適運動負荷を実施した場合、肺気腫症においては呼吸機能や筋機能が改善することが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
呼吸器疾患モデルに対する基礎研究は、組織細胞中のある特定物質の変化や薬物治療介入による効果判定の研究報告が多数を占める。また、運動療法などの介入に関する研究としては、臨床研究が多い。本研究では、呼吸器疾患モデルを作成し、臨床でも導入されている運動療法、栄養療法、酸素療法の治療介入が肺組織の炎症所見および筋組織の機能面に及ぼす影響を明らかすることで、基礎研究と臨床研究の融合的な研究に位置し、臨床応用に展開するための基盤となるものと考える。
|