研究課題/領域番号 |
17K01553
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
中島 佐和子 秋田大学, 理工学研究科, 講師 (40453542)
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研究分担者 |
大河内 直之 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任研究員 (30361679)
水戸部 一孝 秋田大学, 理工学研究科, 教授 (60282159)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 視覚障害者支援 / 映画・映像 / 音声ガイド / 音声合成 / ヒューマンインタフェース / 福祉情報工学 / バリアフリー / 視覚障害 / 映画 / 自然言語処理 / 話速変換 / 視覚障害者 / メディア / 聴覚心理 / タイミング / ポーズ / ヒューマンインターフェース |
研究成果の概要 |
超高齢社会にあって,視覚や聴覚に障害を有する方々への映画や映像のバリアフリー化が急務である.この世界的動向に対し本研究では,音声合成や話速変換技術を活かすことにより,視覚障害者の映像鑑賞体験を充実させ,音声ガイド普及を促す道筋を探った.視覚障害者を対象とした肉声と合成の音声ガイドの比較実験から,合成音声には,話速を高速にしても聞き取れる,また,話速を高速にしても違和感が少ないなどの優れた点が得られた.これらの利点を活かし,合成音声を用いた音声ガイド制作を加速させる必要がある.そこで,音声合成を用いた音声ガイド制作ソフトを開発し,実証実験を通じて課題と可能性を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚障害者を対象とした映画の音声ガイドの聞き取り実験,および,調査からは,視覚障害者の聴覚特性に関する基礎的知見を得ることができた.視覚障害者が日常生活を送る上で合成音声による情報収集は欠かせない.視覚障害者の感覚や意見からは,今後,社会が合成音声などの技術をどのように活用していくか,新しい音声表現の可能性を得る上で重要な視点を得られた.また,音声合成を用いた音声ガイド制作ソフトは,実証実験を通じて課題を抽出し,また,改善したことで,音声ガイド制作現場で利用価値の高い技術となった.
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