研究課題/領域番号 |
17K01556
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
水戸 和幸 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90353325)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | タクタイル文字 / 中途視覚障害者 / 触知ピクトグラム / 触知用ピクトグラム / 浮き出しカタカナ文字 / 浮き出しピクトグラム / 画数呈示法 / 社会福祉 / 認知科学 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
本研究では、点字習得が不十分な視覚障害者でも利用可能である触知案内図(手で見る地図)の提案に向け、施設名等をカタカナで表記した触知文字とピクトグラムで表現した触知ピクトグラムの呈示条件に関する研究を行った。中途視覚障害者を模してアイマスクを着用した晴眼者を対象に、文字のサイズや高さ、フォントを条件とした文字列、従来のピクトグラムと触知向けにデザインした触知ピクトグラムの触識別実験を行い、正答率、識別時間、認知のしやすさを比較した。その結果、触識別しやすい文字サイズと高さ、フォント、ピクトグラムのデザイン条件を明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大都市圏の視覚障害者のうち約80%の人は定期的に外出しており、移動支援において触知案内図の普及が急務となっているが、点字を読めない中途視覚障害者が多いことからその利用率は9%と非常に低い数字である。本研究は、知識として残るカタカナによる触知文字と簡単図形であるピクトグラムを触知化した触知ピクトグラムを融合した触知案内図の提案に向けた基礎実験として、触識別し易い文字やピクトグラムの呈示条件を明確にした。これにより、触知案内図の利用率、及び理解度も高まり、視覚障害者の移動支援に役立てることに繋がることが期待される。
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