研究課題/領域番号 |
17K01562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
川中 普晴 三重大学, 工学研究科, 准教授 (30437115)
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研究分担者 |
高瀬 治彦 三重大学, 工学研究科, 教授 (10283516)
鶴岡 信治 三重大学, 工学研究科, 教授 (30126982)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 認知症の進行度評価 / 空間認知 / 時計描画テスト / 運動機能評価 / 認知症評価 / 手指運動 / 図形描画テスト / タブレット端末 / ペンストークデータ / 健康・福祉工学 / リハビリテーション科学 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,介護施設において毎日実施されている身体機能の維持や向上,脳の活性化を目的としたレクリエーションに注目し,そこから空間認知機能や運動機能を計測・評価するための装置とシステムに関する研究開発を進めた.本課題では,被験者が描いた図形や時計,描画時のペンの動きや筆圧等から認知症の評価に有効となる特徴量を抽出し,認知症の進行度との関係性について検討した.また,認知症の進行度と運動機能の関係について検討するため,Kinectを用いて表情を認識して認知症の進行度を推定する方法についても検討した.さらに,手指運動機能と認知機能に関する検討も行った.上記の内容は県内の介護施設と共同で行われた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症の予防・改善は医学的・社会的にも重要な課題である.多くの介護施設では,毎日レクリエーションが行われており,その評価は施設利用者のQOL 維持のためには重要である.本課題では,毎日のレクリエーションから認知機能や運動機能を計測・評価するシステムを目指している.システムが完成すれば施設職員による認知症の評価テスト実施の必要がなくなるとともに,職員にとって恒常的な負担となっている機能訓練なども本システムで代用できるため,職員の負担軽減も実現できる.さらに,各利用者の認知症の進行度や運動機能の経時変化も把握することもできるため,介護環境の改善はもとより,利用者自身のQOL の向上にも貢献できる.
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