研究課題/領域番号 |
17K01586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
酒井 弘美 東京工科大学, 医療保健学部, 教授 (40624945)
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研究分担者 |
楠本 泰士 福島県立医科大学, 保健科学部, 准教授 (60710465)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脳卒中 / 上肢機能回復 / 訓練機器開発 / スティック型 / リハビリテーション / 訓練器機開発 / 効果検証 / 動作解析 / 上肢機能 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
研究の目的は脳卒中による上肢機能障害に対する簡易訓練機器を開発し、その効果を検討することである。機器はスティック型とし、スティックの上部に患手を乗せることで、上肢の重さを軽減しながら、3次元的なリーチ動作の訓練を行うものとした。スティック下部にボールジョイントを使い、そこにセンサーを取り付けることで、ミニパソコンに接続したモニター画面に映る課題に応じたリーチング動作の訓練を行うことができる。複数のゲームで楽しみながら訓練を行い、また、運動の軌跡やトレーニングの進行状況を記録することも可能である。試行錯誤と改良を繰り返し、スティック型の簡易上肢訓練装置を完成させた。効果検証はまだ不十分である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳卒中後の上肢機能障害改善には、高頻度の反復訓練が必要であるが、上肢機能に対する十分な訓練時間の確保は難しいのが現状である。 近年、国内外で訓練量を補うための上肢訓練ロボットが報告されているが、そのほとんどは高価で装置が大掛かりであるため、一般には普及しづらい。また、回復期を過ぎると、患者が上肢機能回復訓練続行を希望していても、その機会を設けることは困難である。そのため、本研究では、比較的安価で作成でき、持ち運びが可能で、設置も操作も簡単な訓練機器を開発した。大規模病院や訓練施設でなくとも十分使用可能であり、希望する患者に訓練機会を提供できる。
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