研究課題/領域番号 |
17K01587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
高尾 秀伸 神奈川工科大学, 創造工学部, 教授 (60329307)
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研究分担者 |
中根 雅文 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任助教 (90383926)
片山 遼介 神奈川工科大学, 創造工学部, 研究員 (50867447)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 視覚障害 / 立体音響 / 拡張現実 / ユーザインタフェース / 音楽 / 複合現実 / インタフェース / 人間工学 / 聴覚 / 環境情報 / 三次元音響 |
研究成果の概要 |
構造化された実世界のオブジェクトの位置から呈示される仮想音源に音楽情報(旋律、和音、律動)およびを構造的に割り当て、立体音響を用いて空間的に表現することで、 屋内施設の店舗空間において重度視覚障害者が単独で周囲の複数の環境情報を低ストレスで同時聴取・認知可能な複合現実ユーザインタフェースの開発を行なった。 大型商業施設のコンコース歩行を想定し、店舗などの屋内施設の位置を聴覚的に表現した概念実証用プロトタイプインタフェースを開発した。実際の商業施設において全盲の視覚障害者2名にご協力頂き歩行実験を行った結果、2名 とも聴覚情報をもとに正しく指定店舗に単独で到達することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
聴覚・音声情報は物理的には1次元情報であるため、これまで情報の多次元的な表示が困難であるとされてきた。これに対して本研究では立体音響を用いて空間情報を付加した聴覚・拡張現実空間に加え、音楽情報空間という一種の認知的な情報空間を付加することで、複合現実空間を表現することに成功した。これにより、重度視覚障害者がより多くの環境情報を一度に認知できるようになる可能性が示された。今後はさらに研究を発展させることにより,当事者が健常者と同様に単独で外出先で楽しむことができるというUXが提供できるようになれば、日常生活行動の幅を拡げ、QOLの向上に寄与することが期待される。
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