研究課題/領域番号 |
17K01589
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
今西 里佳 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (90567190)
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研究分担者 |
松本 香好美 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (20586200)
中川 晴夫 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (80333574)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 夜間頻尿 / 要介護高齢者 / 排尿実態 / 下部尿路症状 / 排泄ケア・リハビリテーション / 排泄介護負担 / 夜間排尿 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
施設入所要介護高齢者の排尿実態について,排尿日誌を用いて調査した.8割以上の対象者が夜間頻尿と夜間多尿を有し,6割以上が尿失禁を有していた.夜間に複数回トイレ排尿を行う要介護高齢者に対して飲水量調整や運動を実施した結果,飲水量調整では夜間排尿回数と夜間尿量, 24時間尿量が有意に減少し,さらに運動介入では24時間排尿回数も有意に減少していた。飲水量調整や運動は夜間排尿を有意に改善させた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の夜間頻尿に対する行動療法が注目されている.このような状況下で,我々は高齢者施設に入所している要介護高齢者に対して,飲水量調整や運動介入を行うことによって,夜間の蓄尿症状が緩和されることを明らかにした.この結果は,夜間の排泄介護の負担軽減や夜間排尿に関連する転倒・転倒骨折のリスク軽減に寄与するものと思われる.今後の介護領域における排尿ケアの方法を確立する可能性があることに意義があると考える.
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