研究課題/領域番号 |
17K01600
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
柳澤 幸夫 徳島文理大学, 保健福祉学部, 教授 (60747632)
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研究分担者 |
松尾 善美 武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 教授 (90411884)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 電気刺激 / 刺激肢位 / 実効電流 / トレーニング / 栄養 / 高齢者 / 下肢筋 / 栄養補助 / 電気刺激強度 / BCAA / 下肢姿勢保持装具 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
本研究の目的は在宅療養高齢者に対する電気刺激トレーニングの効果を引き出す新たな手法を検討することである。背臥位と立位姿勢の実効電流を比較した結果、立位姿勢が高値であった。大腿部は40%、下腿部は70%の増加であった。被験者を在宅療養高齢者とし、電気刺激トレーニングを3ヶ月間、週2回実施した。電気刺激群は下肢筋力や大腿部の筋厚や筋輝度の改善により、立ち上がり動作能力が向上した。また、栄養補助を行うとPhase Angleが有意な増加を認めた。結果、電気刺激の肢位は抗重力姿勢が効果的であり、電気刺激後に栄養補助があれば、さらなる身体機能の改善が期待できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベルト式電極における筋電気刺激では、筋への十分な刺激出力が設定できず、効果が不十分な例も散見する。従来の電気刺激肢位は背臥位とされているが、今回の研究にて抗重力姿勢での刺激が耐えうる実効電流を引きあげ、トレーニング効果を引き出し、また栄養補助でさらなる上乗せ効果を認めた。積極的に動けない高齢者などに対し、身体機能の維持改善を図る一手段となり得る。
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