研究課題/領域番号 |
17K01602
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 第一工業大学 |
研究代表者 |
大惠 克俊 第一工業大学, 工学部, 教授 (80388123)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 人工喉頭 / 食道発声法 / リハビリテーション / 機能再建 / 筋電位信号 / スピーキングバルブ / 表面筋電位 / 発声訓練 / 生体計測 / 医療・福祉 / 生体機能代行 / 代用発声法 |
研究成果の概要 |
本研究期間において主として以下の成果が得られた.1)制御精度の向上策として制御パラメータの変更および発声音の高さの高中低3段階制御から2段階制御への変更を行った.結果として高い制御精度が得られた.2)発声音の音声明瞭度の評価基準とするため,音声認識システムの可能性について検討を行った.3)スライド式バルブを用いたスピーキングバルブの提案およびその有限要素解析を行い,気流抵抗の低減が確認された.4)筋電位信号を用いた食道発声法訓練デバイスの提案を行い,食道発声法使用者に対して行ったアンケート結果に基づいて食道発声法使用時に活動する筋とそのタイミングの同定を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は発声が不可能または困難となった患者が音声を取り戻すためのデバイス群の実現を目標としている.電気式人工喉頭の制御性向上による音声明瞭度向上や,食道発声法の習得率向上のための訓練デバイスは既存の代用発声法を改良するものであり,使用者のQOL向上に大きな意味を持つ.またスピーキングバルブの改良は嚥下障害を持つが活動量が多い若者の日常生活の質を向上させるものである.さらに音声明瞭度を定量的に評価するシステムは,このようなデバイス群の性能評価には必要となるものである.以上のように,本研究および成果は高い学術的・社会的意義を持つと言える.
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