研究課題/領域番号 |
17K01609
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
伊藤 納奈 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (80392588)
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研究分担者 |
渡邊 洋 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 主任研究員 (20358386)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ダイナミック・サイン / ロービジョン / 視認性 / コントラスト / 速さ / ダイナミックサイン / サイン / プロジェクション / 文字 / ピクトサイン / 高齢者 |
研究成果の概要 |
ロービジョンは十分コントラストがある場合、線以外のダイナミックサインでは動く速さが1m/sec以上になると平均的に見やすさが急激に低下する。晴眼者では最も早い条件でも平均的には5段階の3あたりとなるため、速さによる見やすさの低下ははロービジョンの特性と考える。また一部の条件でコントラストが低い条件で、非常に遅い場合より1m/secの速さで動く方が見やすさが向上する場合も見られた。このような状態は視機能が低下したロービジョン特有の評価である可能性もある。ロービジョンにとってダイナミックサインの適正な速度・コントラストの範囲についてそれぞれの提示種類ごとに明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ダイナミック・サイン(動きや時間的な変化のある視覚情報を用いた案内表示)は、その表現の自由さ・便利さ・ニーズ、またテクノロジーの進歩などから、空間内の案内にとどまらず自動車のHUDシステムや、自動運転時の路面投影など、様々な分野で今後より一層増加すると考えられるが、。しかし、このような動的なサイン表示が見やすくなるようなデザイン指針はまだ無い。本研究でダイナミックサインとして表示すれるための適正な速度・コントラストの範囲について、それぞれの提示内容の種類ごとに明らかにすることができた。今後アクセシブルなダイナミックサイン表示を検討する上で参考となる知見と考える。
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