研究課題/領域番号 |
17K01612
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
柚木 孝敬 北海道大学, 教育学研究院, 教授 (00352500)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 呼吸 / 運動 / 動脈血二酸化炭素分圧 / 中枢化学受容器 / 脊髄運動ニューロン / 身体運動 / 運動生理学 / 呼吸生理学 |
研究成果の概要 |
呼吸制御系と運動制御系の間に“連関”が存在することは知られているが、そのメカニズムについては不明な点が多い。本研究では、呼吸制御系への入力(吸気中のCO2濃度やO2濃度の操作、あるいは換気量の操作)が四肢の神経筋活動に及ぼす影響を検討した。その結果、動脈血CO2分圧の上昇が、下腿筋を支配する脊髄運動ニューロンの自己持続的活動を増強する可能性と、そこに中枢化学受容器が一定の役割を果たしている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
呼吸は四肢の神経筋活動にも影響し、それが呼吸と四肢運動の調節や協調に関係していることが示唆されているが、この呼吸-運動連関のメカニズムは明らかではない。本研究では、動脈血CO2分圧の上昇が、下腿筋を支配する脊髄運動ニューロンの自己持続的活動を増強させている可能性を示した。この増強に関するメカニズムの解明と方法論の確立が進展することで、加齢等による筋力低下や力調整能力の低下への対処、あるいは運動指導やリハビリテーションの実践への貢献が期待される。
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