研究課題/領域番号 |
17K01625
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐野 淳 筑波大学, 体育系, 教授 (50178802)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 技術 / 発生運動学 / 促発言語 / 促発表現 / 語用論 / 技術指導 / 言語表現 / 語用論的構造 / 発話のし方 / 表現構造 / 意味論的構造 / 運動指導論 |
研究成果の概要 |
スポーツにおいて、フォーム(スポーツの技術)を指導することは指導者の中核的活動である。スポーツにおける技術は学習者が運動(走る、宙返り、ボールを蹴る、プレーなど)ができるためには不可欠な要素である。指導者は学習者にその技術を指導するが、その際その技術の言い方が重要になる。本研究の目的は、指導の際の技術の効果的な言い方を検討することであった。その結果は、以下の特徴が見出された:学習者に欠点を指摘する表現、学習者の個性を伸ばす表現、イメージが沸きやすい表現、指導者自身がいいと思うリズムの表現、身体四肢の部分的動作に注目しての表現である。また、促発表現の多くは語用論的構造を持つことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、スポーツの技術指導場面において動きに関する内容を、学習者に対して指導者がどんな言い方やどんな表現の仕方をしたら技術習得に効果があるかに関して取り組まれた研究であり、学習者に対して指導対象となるコツと指導者の発することばや言語表現との深層構造に目を向けて、指導者のことばや表現の効果的な仕方を探ろうとしたものである。スポーツの指導はある意味で指導者と学習者との交信で成り立つものであり、本研究によって得られた指導者の技術指導上の言語表現の構造は学術的意義を持つとともに、実際の技術指導現場における言語使用およびその表現の仕方を効果的に行うための有益な知見を提供するところに意義がある。
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