研究課題/領域番号 |
17K01629
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
梅澤 秋久 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (90551185)
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研究分担者 |
中道 莉央 びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 准教授 (30550694)
村瀬 浩二 和歌山大学, 教育学部, 教授 (90586041)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インクルーシブ / 体育 / 共生 / 真正 / 互恵性 / アダプテーション / inclusive PE / adaptation game / 共生体育 / インクルージョン / ケア / ケアリング / スポーツ / インクルーシブ体育 / ダイバーシティ・インクルージョン / インクルーシヴ / 資質・能力 / 真正のインクルーシヴ |
研究成果の概要 |
本研究では,多様な学び手がそれぞれの良さを最大限に発揮する共生体育の在り方を探究した。 障がいの有無,性差,身体能力差,技能格差,年齢差等の差異を踏まえ,文化としてのスポーツ及び生きる基盤としての健康を共に学び合う体育の在り方を再構築した。実践研究から明らかになったのは,全ての学び手が「ちがい」を相互に受容し合う学習ムードの醸成であり,運動に内在する本質的な特性を深く味わう学習デザインである。個々人が全力を発揮できるハンディルールを協働創発するアダプテーション・ゲームが,落ちこぼれも吹きこぼれもつくらず,全学習者が運動に没頭できることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
21世紀は共生社会の実現が不可避であり,加えて全ての人の健康を担保すべく豊かなスポーツライフの実現が求められている。本「共生体育」によって,体育授業場面で「できないから」「仲間に迷惑をかけるから」という理由で,運動・スポーツからの逃避していた学習者を運動世界に参入させることが可能になった。とりわけ〈自由の相互承認〉の感性を発揮し合うことで学級内の雰囲気が受容的になることが明らかとなった。また,全員が全力発揮可能なルール等〈合意解〉を協働創発する学びの過程において,思考力・判断力・表現力等の現代的な資質・能力の育成が可能になると考えられた。
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