研究課題/領域番号 |
17K01635
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
藤永 博 和歌山大学, 経済学部, 教授 (20238596)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 野外教育 / 教養教育 / 市民教育 / 環境教育 / 開発教育 / 順応的ガバナンス / 持続可能な開発 / ボランティア学習 / 持続可能な開発のための教育 / 環境保全 / 自然再生 / 自然共生社会 / 沿岸域総合管理 / 環境創造 / 市民科学 / 市民的教養 |
研究成果の概要 |
大学における教養野外教育のミッションを「環境に責任ある行動をとれる市民の育成」と定め、「市民教育」や「ボランティア学習」の概念・意義などをレビューしたうえで、高等教育への導入を検討した。また、「総合管理」を実施する手法として「順応的ガバナンス」を、「環境創造」を実現するアプローチとして「持続可能な開発目標(SDGs)」を取り入れた教材(テキスト・映像資料)の作成準備を行った。さらに、「環境に責任のある行動」の形成段階ごとに、沿岸域エコトーンの「空・陸・海」からの観察・調査を目的とする、ドローン空撮法、フィールド観察学の手法を用いた体験実習プログラムおよび実践プログラムを作成、一部を実施した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果である「環境に責任ある行動をとれる市民の育成」をミッションとする教養野外教育プログラムは、野外教育、環境教育、自然体験学習、市民教育、持続可能な開発のための教育などの教育活動と「沿岸域総合管理」、「順応的ガバナンス」、「環境創造」、「持続可能な開発目標(SDGs)」などの社会的・経済的活動を包摂している点、環境マインドをもった市民の育成すなわちエンパワーメント(主体的力量形成)を目指すという点で社会的意義があると考えられる。また、野外教育をとおしたエンパワーメントの構造、要因、形成プロセス、測定・評価方法などの精緻化に取り組んでいる点に学術的意義があると考えられる。
|